見出し画像

高知には、仕事も趣味もめいっぱい楽しむ土壌がある【株式会社コムニコ】

株式会社コムニコは、東京都に本社を置くSNS運用代行やコンサルティングを行うSNS総合代理店です。2017年より高知オフィスを構え、現在では30名を超えるスタッフを雇用しています。
今回は、高知オフィス「ソーシャルメディアマネジメントセンター高知」でコーポレートサクセスチーム マネージャーを務める吉満健二(よしみつけんじ)さんにお話を伺いました。


高知の風土が気に入り、転勤から定住へ

長崎県の大学を卒業後、全国展開している自転車販売店に就職し、中国地方の店舗に勤めていた吉満さん。当時は会社が全国への新規出店を進めていた時期で、半年や一年といった短いスパンで転勤し、新規店舗の立ち上げや運営に当たっていました。
そんな吉満さんが仕事の息抜きとして楽しんでいたのも、また自転車です。休日には、瀬戸内海から日本海まで南北を縦断するなど、アウトドアアクティビティでリフレッシュしていました。
そんな頃、高知県への新規出店の計画が動き始めます。大学生の時に四国を自転車で旅した経験から、「アウトドア好きなら高知はきっと楽しいはず!」と、会社に「高知に人員が必要なときは私が行きます!!」と立候補。そうして2012年、吉満さんが28歳の時に高知県に転勤でやってきました。
 
吉満さん:アウトドア全般が好きですが、中でも憧れていたのがサーフィンでした。高知に来た年の夏、大月町の柏島に遊びに行く道中に「パッ!」と目の前に黒潮町入野のビーチが広がりました。その瞬間に、これは長年の夢が叶うのではないかと思い、その足でサーフショップに入って道具一式を揃えました。
 
高知県の風土に魅了され、店舗で働くスタッフとの繋がりもできた吉満さん。その後、「高知から異動しません」と会社に届け出、転勤者から高知県に根を張る移住者となります。

吉満さん:仕事は好きでしたが、自転車販売店は思いのほかハードワークで、繁忙期には自分の時間がなかなか取れませんでした。そのような理由から2018年に退職し、関心のあった広告や販促といった業界で働いてみたいと考えていたところ、たまたま目にしたのがコムニコ高知オフィスの求人でした。「これだ!」と思い、広告どころかエクセルもさっぱりという状態でしたが、即応募しました。
 
吉満さんが目にしたのは、ちょうど立ち上ったばかりであった高知オフィスのスタッフ募集のお知らせ。採用された2018年3月、立ち上げスタッフ2名を含めて、10名ほどのスタッフで高知オフィスは船出しました。

飛び交う専門用語に「?」の連続。スマホ片手に検索しながら、食らいつく!

まったくの異業種から30代半ばで転職し、当初は戸惑うことも多かったと言います。
 
吉満さん:まず仕事の流れが違いますし、パソコンのタイピングにも慣れなかったです。何より、若手の同僚たちが使っている専門用語が理解できず、分からない単語が出るたびにスマホで検索しながら、必死に食らいついていました。
 
そんな吉満さんにとって力となったのが、社員のスキルアップを支援する会社の制度でした。
株式会社コムニコには、語学・経営・経理やマーケティングなどを学ぼうとする社員に対して、資格取得のための支援を行う「もっと成長サポート」という制度があります。この制度を利用して吉満さんが取得したのが、情報システムやネットワーク、データベースなどのITの基礎知識が身に付く「ITパスポート」という資格でした。続いて、2024年夏に取得したのが、「中小企業診断士」。こちらは、より難易度の高い国家資格です。
 
吉満さん:コロナ禍をきっかけとして在宅勤務が基本となり、通勤時間に使っていた時間を何か有益なことに充てようと思いついたのが中小企業診断士の資格取得でした。3年間、仕事後に毎日3時間コツコツと勉強を重ね、合格することができました。勉強を通して身についた知識で、会社の内部統制や経理などの業務改善に関する取り組みに活かすことができています。入社当時は苦手だったエクセルも、同僚から効率的な業務管理のためにアドバイスを求められるほどに使いこなせています。

オフィスの公用語は「土佐弁」!多様な人材が集まる職場

資格取得に向けて勉強していた3年間は、趣味のサーフィンを封印していた吉満さん。晴れて合格となった現在は、思う存分サーフィンを楽しんでいます。
 
吉満さんの起床は早く、なんと朝4時。そこから自宅近くのサーフスポットに入り、たっぷり2時間波に乗ります。帰宅後、9時くらいから仕事を始め19時までみっちり働いたら、家族と一緒に夕食を食べ、21時にはもうウトウト。早めに就寝し、翌日のサーフィンと仕事に備えるというのが最近のルーティンとなっています。
※株式会社コムニコはフルフレックス制度を導入しています(コアタイム無し)。

吉満さん:趣味のサーフィンもストイックに取り組んでいて、資格取得が終わった今年からは大会にも出ています。私と同様に、コムニコで働く同僚にはテントサウナを購入して毎週のようにアウトドアでサウナを楽しむスタッフやサバイバルゲームにハマっているスタッフ、同じIT系の企業さんとフットサルを楽しむスタッフなど、プライベートも楽しもうという気持ちの人が多いですね。
 
同僚には吉満さんのように県外出身者もいますが、高知県内出身者が多く、飛び交う言葉は土佐弁です。高知への進出から7年。現在まで順調に採用活動を行うことができ、社員は30名を超えました。
 
吉満さん:社員は、似たような業種からの転職もいますが、保育士や教員などまったくの異業種からの転職も多いです。デザインやライティングのスキルを持っているけど、それを活かせる職場がなかったという人や広告業界が未経験という人など様々です。そのような方の中にも、その後頭角を表し、今では全社的に活躍する人材に成長した方もいます。
 
地方というと、採用活動に不安を感じる企業も多いかもしれません。株式会社コムニコの例を見ると、業界的に新しく、また自由で社員を大切にする社風もあり、高知進出から現在までスムーズな採用活動ができているのかもしれません。
 
吉満さん:今後は、資格を業務の中でより一層活かしていきたいですし、将来的には高知県内の企業にも還元していきたいと考えています。またプライベートの面では、サーフィンを頑張りたいですね。45歳までは大会に出場したいと思っていて、直近では故郷の九州で開催される大会に出る予定です。

まとめ

今回は、株式会社コムニコの吉満さんに高知県に移住した経緯や現在の働き方、そしてプライベートの過ごし方などについてお伺いました。
 
仕事も趣味も、本気で楽しむ吉満さん。高知という風土や県民性、自然の中で生き生きと暮らし、働く姿が輝いていました。