高知県へのIターン転職│馬路村への移住とワークライフバランスの充実
株式会社ユニオンネットの高知オフィス「ミトネデザイン」で、主にカメラマンやデザインを担当されている濵﨑 正太郎さんに、熊本県からのIターンで移住して働こうと思ったきっかけや、どのように高知生活を楽しんでいらっしゃるかなどを伺いました。
移住のきっかけと転職の決め手
Q:移住して働こうと決めた理由や、どのようなきっかけがあったのか教えてください。
A:新たな職場を探していたところ、ミトネデザインの募集に出会って、すぐに応募しました。
当時、自分の中で挙げていたポイントは3点で、広い領域のデザインに関われること、制作以外の仕事にも挑戦できること、都市部ではなく田舎で働けることでした。
その全てを満たす募集は少なく、見つけたときは「ここしかない!」と興奮したことを覚えています。移住前に実際に馬路村を訪れてみましたが、楽しみな気持ちがますます大きくなり、移住が待ち遠しくてたまりませんでした。
Q:この会社に決めた理由を教えて下さい
A:元々、熊本県出身で、以前は福岡でインテリアを扱う会社でECサイトの運用を行っていました。仕事をしているうちにECだけじゃなくもっと幅広くやっていきたいと思っていたところ、ミトネデザインの求人を見つけました。
採用が決まってから、村を見てみようと思って来たのですが、村営住宅も綺麗で快適で、若い方向けの住宅だと思いました。
移住前の不安と実際
Q:移住前に不安だったことや、実際に暮らしてみてどうでしたか?
A:もともと熊本の田舎に住んでいたので、移住前に不安を感じることはありませんでした。強いてあげるとすると、この四国に知人・友人がいないことでしょうか。
実際に住み始めてみると、出会う方が皆さん優しく親切にしてくださるので、いつもその温かさを感じています。人と人との距離が近く、人間らしい営みを送ることが出来るのが素晴らしいですし、大切にしていきたいと思います。
Q:近くにスーパーやコンビニがないので不便だと感じませんか?
A:移住してきて最初の1週間は冷蔵庫がなく食べ物を買い込んでおけなかったので、近くにスーパーやコンビニがあったら……と感じましたが、今は全く思いません。
都会のときより節約ができて、食生活も健康的になったと思います。お昼は近くに温泉の食堂や売店などがあり、意外と食べるところも多いです。
移住してワークライフバランスを実現
Q:移住後、ワークライフバランスに変化はありましたか?
A:暮らしの中に深呼吸をするスペースが生まれました。これまではいつでも基本的に人工物に囲まれていて、知らず知らずのうちに息が詰まってしまうことがありました。
今は働いていても窓の外に目を向ければ美しい川が、自宅でも大きな窓から綺麗な山を臨むことができます。忙しいときでも常に自然が共にあり、リラックスできるので心身ともに健康でいられるなと感じています。
Q:職場はどんな環境ですか?
A:スタッフは基本的に2人で、集中してやりたいことにフォーカスできています。気分転換に2階の休憩スペースで仕事をすることもあります。外から聞こえてくる音も、せわしい車のクラクションなどではなく、鳥の声や川のせせらぎなど自然音だけです。
たまに観光に来られた方が「なにがあるんだろう?」と尋ねてきてお話をすることもありますが、営業などの訪問者がほとんどいないという点でも集中して仕事ができています。
Q:ワークライフバランスの変化が、移住後の仕事に良い影響を及ぼしたことはありましたか?
A:これまでは、仕事と休日で線引きをして完全に分かれていましたが、現在は良い意味でプライベートと仕事の垣根が低くなりました。
都会のような、何でもあるところにいると、遊ぶ場所や対象を外に求めがちですが、今は自分自身に集中できる環境にいます。本を読んだり写真集を眺めたり、暮らしのことを考えたり、土地のことを知ったり。
全てのことが仕事と趣味の両方に活きるので、とても楽しみながら仕事に取り組むことができています。
Q:移住後はどんな休日を過ごしていますか?
A:部屋でのんびり過ごすこともあれば、高知市内まで出かけることもあります。部屋では好きな音楽を流したり写真集を眺めることが多いです。高知市内まで出かけたときには、好きなお店を数店はしごして買い物をしています。
あとはオフィスが好きすぎるので休日にも出向いて本を読んだり、写真を編集したりすることもあります。今後はもっと地域を探索しながら高知について詳しくなっていきたいなと思っています。
Q:高知市内のイベントなども行かれますか?
A:ちょうど先日、社長も含め3人で高知のお店や作家さんが集まる出展イベントに行きました。インスピレーションをもらえて、ミトネデザインも行く行くはこういうイベントにも出展したいと話したりしました。
毎週日曜市が開催されていたり、イベントごとが多いので、高知は元気だと感じています。
高知へ移住して働きたい人へ
Q:高知県への移住に向いているのはどんな方でしょうか?
A:人が好きな方ではないでしょうか。移住してから人の温かさや、人との繋がりの大切さを強く感じます。近所の方との何気ない会話や、訪れたお店の方との会話を楽しめる方。
そんな方であれば、高知県はきっと心を開放して豊かに暮らせる地になると思います。
Q:人の温かさを感じたエピソードはありますか?
A:近くにご高齢のご夫婦が住まれているのですが、家に遊びに行くと栽培されている野菜をいただくことがあります。他のご近所の方にも近くで釣った魚をいただいたり、スタッフの家族の方には、お昼ごはんをいただいたり、馬路村ならではの温かい交流をしていただけていると感じています。
Q:高知に移住して働くことを検討している方へ、メッセージをお願いします。
A:ハードルの一つに地方の不便さが挙げられると思いますが、実は不便だと感じることが思った以上に少ないんです。
僕が住んでいる村にもネットで注文した商品が翌日には届きます。交通面でも、市内までのんびり1~2時間ドライブするのも楽しいです。田舎に行きたいというだけではなく、一歩踏み込んで高知に、そして馬路村に興味を持って好きになってもらえる方に来ていただきたいです。
本当にここは温かい人たち、美味しい食べ物、美しい自然……魅力は数え出すとキリがありません。また、一口に高知県と言ってもエリアによって様々な表情を持っているので、どこに住むか考えるととてもワクワクするはずです。
まずは、ぜひ一度高知に遊びにいらしてください!
まとめ
高知に移住して、幅広くデザインの仕事をされている濵﨑正太郎さんに、移住のきっかけや、ワークライフバランスの実現の仕方などを伺いました。
馬路村の人の温かさに触れ、暮らしの中に深呼吸をするスペースが生まれたと笑顔で語ってくださいました。
濵﨑正太郎さん、ありがとうございました!
<企業情報>
ミトネデザイン
(2023年2月8日 投稿)
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